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株式会社ToCasa 設計士 「河野 和宏のブログ」

こんにちは。

 本日はお彼岸ですね。

東日本大震災から一二回目のお彼岸になります。亡くなられた方々に心より哀悼の意を表明いたします。仕事で先祖の墓参はかないませんが、お寺さんに母と先祖の塔婆供養はお願いいたしました。

 そして、原発事故より一二年、干支が一回りいたしました。

いろいろな意見はそれぞれにあるとはおもいますが。安全神話は崩れた事は確かですね。

 あの日、茨城県南部は震度5強の地震が襲い掛かりました。たくさんの家の瓦が崩れ落ち、また家が傾き、壁がひび割れました。もし、震度7であれば、計り知れない数の家が倒壊したでしょう。

 これから30年の期間に震度7が茨城県を襲う確率は79%と言われています。

ですから、構造計算をして耐震等級3は必須なのです。

 もし、構造計算が、要らないとか、過剰だとか、デザインが難しいからやらないという会社は、お客様の生命財産を守る気がないのだと思います。特に費用も請求しないで模型を作りデザインや見てくれだけで受注を狙う会社は危険だと思います。だってその費用は、今建築中のお客様のお金ですよ。

 許容応力計算耐震等級3は標準が当たり前でなければいけないのだと考えています。

耐震性を確保するためには気密性、断熱性は不可欠になります。(Ua0.3以下、C値0.3以下)

断熱材が薄い、または入れ方がいい加減ですと壁体内結露、屋根野地裏に結露をします。

 気密性が悪いと、隙間から冷気、暖気の通り道が出来てそこに結露が発生いたします。

当然結露リスクの高い家は、経年により木材が傷み、耐震性が損なわれます。

ですから、気密、断熱、耐震性はセットで考えていく必要性があります。

 そして、気密断熱がよくても、換気計画を緻密に考えていかなければ、自然吸気口廻りの壁体内に結露をしてしまいます。カビやVOCによる健康被害の考えられます。

 災害に強い、快適で健康被害のない、社会貢献、地域貢献のできる住宅建築会社を極めたい。

 本日はお引渡しがございました。ありがとうございました。これから長いお付き合いになります。10年後15年後20年後もいい家だと思っていただきたいです。

(株)To Casa 代表取締役

     河野 和宏

 

 

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