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株式会社ToCasa 設計士 「河野 和宏のブログ」

こんにちは。

 先日は雪が降りましたが、つくば市は積もらずに大きな影響は在りませんでしたね。

大きな震災があった石川、新潟、富山の方々の労苦を思うと胸が痛くなります。熊本、北海道、東日本大震災等、近年は地震が多いですね。国の対応等思うところはありますが。

一日でも早く元の生活に戻れますように心からお祈りいたします。

 海外では紛争があり、一般人の被害を報道等で見るに悲しみと、人の愚かさに瞋りさえ覚えます。

大きな権力は一瞬ですべてを破壊をし、人々を奈落の底に落とします。また、戦う事が嫌な人々を駆り立てる。犠牲になるのは、いつも庶民なんです。

かつては私たち日本も同じよな経験をいたしましたね。

 権力者は弱者を守るものかと思いますが? 建設は死闘です。一度失ったものは元に戻すことは難しく、犠牲になった人の事を思うと悲しくなります。

(平和が訪れる事を願っています。)

 家造りにおいては古来から雨露をしのぎ、暑さ寒さから、また地震から人を守ることが考えられてきたと思います。形で解決できることは間取りの段階で解決することが、設計、工務店に求められると思います。守るのウ冠は家という意味です。文字道理、家は人を守るものです。

 そのうえで、防水性、耐久性、断熱性、気密性、耐震性、換気、潜熱、顕熱、蓄熱、快適性を考える。順番が大切という意味です。複雑な形、変わった屋根のかけ方、開口の大きさバランスが悪いと、お客様を守る家が作る事が難しくなります。特に耐震については、直下率、スパン、耐力壁のバランス等間取りの段階で解決するべき事は多く、後になってから、構造を検討すると経済的にも悪く無理な力がかかるところが出来てしまいます。

 工務店、設計事務所としてはまずは、お客様を守る強さを持った家造りをお勧めする事が大事ですね。次に使い勝手の良い間取り生活動線、家事動線、家具配置、採光、通風等になります。

もちろん周辺環境を配慮したうえでの話ですが、そしてデザインになります。

 デザインはもちろん大切です。流行りがあるのですが、ブームに任せると10年程度で古びた感じになります。コンテンポラリーなデザインより、10年15年後にこの家でよかったと思えることが大切になりますね。そのためには、家が生活の足かせにならない性能が大切になります。

 高気密、高断熱、適切な換気システム、高耐震、防水性、に支障がない形。また、表層地盤増幅率等を検討し、制震装置等の設置。

機械、特に冷暖房機の数、全館空調等機械にお金がかかる家を作ってしまいますと、交換時に費用が掛かります。エアコンは一年に一度は掃除が必要となります、寿命はせいぜい10年から15年でしょうか?

 メカに頼った住宅は光熱費、メンテナンスにお金がかかります。

たとえ、太陽光発電、蓄電池等をつけて高熱費を安くしても、故障等に費用が発生いたしますし、メカメカハウスは結局お客様を守るのではなく、足かせになりますね、子供の進学等お金がかかる時期に、冷暖房機が故障をしたら また、冷蔵庫、洗濯機、テレビ等、家電も同じ時期に交換しなければならないことになれば、家が人生の足かせになってしまします。

 (強、用、美)優先順位が大切でありますが、すべて大切ですね。

この事を現実にお客様に説明をする義務が住宅建築に携わるものに求められている事です。

なんでもできますは、結局は何一つきちんとはできないという事だと思います。

 プロの意識を強く持ってお施主様を守る事が大切ですね。

 人生は楽しむものでありたいですね。そのためには、ヒートショック、光熱費、地震、雨もり(腐食)、結露(カビダニ)等から家族を守れる家造りが大切になります。

 話はかわりますが、保証延長等で多額のリフォームを求めているハウスメーカーがある様です。

そのことで相談される事があります。結局は延長と言っても構造だけですし、地震、暴風雨、結露では保証はしないのだから、自然に壊れなければ保証しないってことでしょ。そんな家作っているとは思えないですが?

 家造りは引き渡しで終わりではありませんね。その後何十年もお付き合いをしていくものです。

15年後、この家でよかったと言っていただけるように誠心誠意に言葉を紡ぎながら、お話をさせていただきます。綺麗ごとで終わらぬように日々精進を積み重ねていきたい。

 お施主様を守る、このことは社会を守る事につながっていきます。

社会貢献のできる会社でありたいです。勇猛精進の日々でありたい。

 河野 和宏

 

To Casa 低燃費の家 宿泊体験できる展示場

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