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株式会社ToCasa 設計士 「河野 和宏のブログ」

 新しい年が昨日より弊社はスタートをいたしました。

忙しくご挨拶が遅れた事をお詫び申し上げます。

また、この度の能登での地震、羽田の事故にて亡くなられた方々に心より

お悔やみいたします。関係者の方々にはつつしんでお見舞い申し上げます。

いまだに安否のわからない方々の一秒でも早い救出をねがいます。

 改めて地震は怖いと思いました。

全棟構造計算、耐震等級3を弊社では実施をしております。

それでも計算が成り立ちさえすればいいとは考えていません、耐震は間取りでほぼ決まります。

大きな吹抜、広い中2階、直下率(1階、2階の柱壁の位置)が悪いものはやはり怖い。

意味のない大開口などは十分に気を付けていかなければなりませんね。

 最近、感じるのは中2階の間取りです。中2階を大きくとることにより、その上部の2階床構造面も不足しがちになりやすく、なお且、地震で揺れた時に柱の(しなっている)中心部に中2階部分の構造用合板がぶつかる様なことが起きる可能性があるので、耐震上はあまりお勧めできないです。

 開口部の1階と2階がずれるのも怖いですねそろえるか千鳥にするか、柱、スタッドが窓の上にあり尚且つ構造壁に場合は1階窓上の梁に大きな負担がかかります。

強用美と順番に考えて間取りのご提案を心がけていきたいのもです。

 形で解決できることは、形で解決をする。設計の責任になりますね。

地震による揺れが一秒でも早く地面まで逃がす形、雨水が外壁を流れず地面まで行く形を提案することが大切ですね。

軒の出が少ない、勾配が緩いものは自分としてはお勧めできないですね。

 そのことは夏の日射を防ぎ、冬の日射取得にも関係があります。(15年後あぁこの家でよかったなぁ、)と思っていただけるように頑張ります。

 新年から屁理屈を申し上げてすみません。

災害はいつ来るかわかりません。(あの時こうしておけばよかった。)と思われたくないです。

一年の初めからいろいろありますが、皆様が今年、ご多幸でご健康でありますように、

 心から願います。今年も一年よろしくお願い申し上げます。

 改めて一日も早い復興をお祈り申し上げます。

河野 和宏

 

 

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