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株式会社ToCasa 設計士 「河野 和宏のブログ」

気密について

こんにちは。

気密施工は特に大切なことです。
ところが、窓やドア自体に気密性、断熱性が悪いものを使用してしまうと
台無しになります。アルミ製の窓(複合を含む)、既成の大手サッシメーカーの
玄関ドアは気密性が悪いです。メーカー技術者が認めてます、メーカー名は伏せます。
気密測定の業者さんに聞いた話ですが、窓、ドアをビニールにて塞いで測定をする
工務店もあるそうです。それではインチキですね。 気密測定は施主が立ち会うことをお勧めいたします。
また、三種換気の給気口は、外から直接に外気を取り入れるため気密施工をしても
冬寒く、夏は湿度が入りやすく不快です。

アルミの熱伝導率は200W/mhkぐらいです。190、260とかいろいろ資料によって数値は
違いますが、いずれにしても結露をすることはまちがいありません。

木製サッシの場合、気密、断熱性には特に配慮されています。
木枠自体の熱伝達率は0.12程度で、関東付近ではまず窓が結露する可能性は低くなります。

因みにガラスが1.0程度です。ガラスコップにビール(5.0°C)を入れるだけで結露しますよね。

外気温度5°Cで家の中で暖房をすると、結露し、その水滴にカビが生えます。
やがてカビを食べにダニがわきます。
ゆえに、弊社は窓にはアルミ製は一切使いません。

Uw0.9以下できれば0.7以下ぐらいが理想と考えています。
それに比べ、アルミ樹脂複合サッシは一般的に2.33です。アルミペアは4.6です。
話しになりません。

住宅にアルミサッシを使うとカビ、ダニによる健康被害と結露により家に寿命が短くなります。ゆえに、気密断熱を考えるうえで、家族の健康や家の長寿命を目指すなら絶対に、アルミサッシはNOですね。

いつも、思いますが大手サッシメーカーは、省エネ住宅用に樹脂サッシを販売し、また、
工務店に勧めるのでしょうか?

そして、アルミも勧めるのでしょうか?  
矛盾しています。   

また、続きは次回にします。

(株)ToCasa 河野 和宏

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